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2007年6月24日 (日)

NHKに電突してみました。クローズアップ現代 沖縄集団自決の件

クローズアップ現代「“集団自決”62年目の証言~沖縄からの報告~」(NHK)

こちらで見られます。
http://n.limber.jp/cgi-bin/limberUploader?m=dl&n=D7B1AICIR&c=1

 「集団自決は軍の命令である」ことが前提の上で組み立てられた番組内容。反対意見はほとんど採り上げられず、非常に偏ったものでした。少なくとも、この番組からは、教科書の修正に至った経緯などというものが読み取れず、普通に見れば、国が都合の悪い部分を削除したから沖縄県民が怒っている、と印象づけるかのような作りでした。

 そこで、NHKの報道機関としての中立性に絞って電突を試みましたが・・・
 うまくいかないものですね。結局集団自決の軍命の有無などにも踏み込んでしまいました。

 30分以上も電話していました。かなりグダグダな内容のため、会話形式での起こしは断念。必要そうな部分のみ書き出しです。それすらもうまくまとまってないですが・・・
 お相手は、コールセンターの責任者ということです。番組の制作に直接関わった方でないことはご理解ください。

Q:NHKの趣旨は?
A:歴史事実の補正を問うような動きもある。それが本当にそうなんですか
皆さん考え直してください(「考えて欲しい」ではなくて「考え直して欲しい」?)。もしくは情報もお寄せください。
新たな歴史事実が出てきたことなどをふまえて、原爆投下とか終戦という意味合い、戦後の民主主義国家と帝国主義などの転換期において日本が変わっていったことを含めて検証する。

Q:検証をするという割には、「集団自決の軍命は無かった」という側の取材が1分30秒もなかったのなぜか?
A:梅澤隊長の記者会見は元々「命令はなかった」という部分を言葉少なく語ったから。NHKとしては画面に出てくれただけでよしとする。

Q:自由主義史観研究会の方は2回も取材したのだから、色々話してくれたのではないのか?
A:
真偽のはっきりしない部分を断定的にしゃべってNHKの放送で流すと、結果的にそれが事実だと受け取られかねない。(なにげにすごいこと言ってないか?)

Q:集団自決は真実か?
A:個人の見解として誘導を含めてある。後付で理由を付けて無いというのはおかしい。後説なら何でも言える。

(最近の牛ミンチの豚肉混入事件を例にあげて説明してくれました。最初はしらを切っていたが息子が指摘したら認めた、という事件と同じようなものという認識らしい)
爆撃される中、穴蔵にこもっている状況でそれなりのリーダーから話をされたら、それしか無くなる。

Q:リーダーとは誰か?
A:言ったのは軍人だと思う。

Q:集落のリーダーのような方が集団自決をしようと言った、という話もあるが?
A:そういうのを含めて提起をする番組だ。
(答えになってない)

Q:提起をするという割には、「集団自決の軍命はなかった」とする側の意見が少ないのではないか?先ほど検証していないもの放送できないと言ったがそういうことか?
A:
放送できないものはあったと思う。

Q:どう受け取るかは視聴者の問題では?
A:それは違う。番組全体の中で物事を考える中で、唐突な意見は(相手がしゃべっているのを遮ってしまった。失敗)

Q:唐突な意見と言うが、かなり前からこのような話はあるが?
A:小説なり本で個人的に読むのと、一千万単位の視聴者がいるNHKは違う。
そのような影響の中で、一方的に洗脳するような発想でやるのは基本的には避けたい(洗脳ってあなた・・・)

Q:今回の番組は「集団自決は軍の強制」を植え付けるような内容ではないか?
A:そういう可能性はあったんじゃないかと思う。

Q:今回の問題は意見の分かれる問題だと思うが?放送法の第3条の2に書かれている観点から見てどうか?
A:物事を伝えるのに公平に編集したつもりが、受け取る人間が千差万別だから、見ている人によって見方の判断は分かれる。

Q:公平に作った結果が、あの番組か?
A:他の番組(NHKスペシャルなど)を含めると公正になるように作っている。
あの番組だけで、物事を終わらせるつもりはない。
30分ですべて伝えられないから誤解される。
作り手が気がつかなかった部分はある。

 この会話の中、反論部分が1分30秒しかないことを何度か上げると「そこにこだわりすぎ」と言われてしまいました。でも、そこが最大の問題点だと思いますけどね。

Q:大城将保氏のインタビュー部分はかなり長くとっていると思うが?
A:半日取材したから。

Q:自由主義史観研究所は2日取材したはずだが?
A:番組のスタンスと、その通りしゃべってくれるか・・・(また遮ってしまった)

Q:思うとおりにしゃべってくれないと取り上げないと言うことか?
A:積極的に話してくれても、本来の趣旨(ここで言う本来の趣旨とは集団自決に関すること)から離れた話もある。取材の流れから、うまく全体を構成するのは難しい。

 ここでしばらくいろいろな話をしてました。前の質問と次の質問にはつながりはありません。

Q:公平に番組を作るためには双方の主張を同じだけ取り上げるべきでは?
A:それはある。

Q:今回の番組ではそれは見受けられないが?
A:どちらかといえばそうである。

Q:NHKのスタンスは、「集団自決はある。日本は集団自決を無かったことにしたい悪い国である」ということか?
A:複数箇所で起こった事実を考えれば事実である。
1カ所だけなら、一部の人が突っ走った可能性はある。
同時多発的に、連絡がつかないような地域で起こった。

Q:連絡がつかないと言うことは、命令はなかったのではないか
A:軍の系統は連絡は何とかやっていた。
軍人はこうあるべきだという戦陣訓的発想の中でおこりえた。

Q:それと命令があったというのは別のことでは?その時代の人はそういう思想だったために起こった悲劇ではないのか?
A:明確には答えてくれませんでした。

Q:渡嘉敷島の取材はしたのか?
A:そこまでは把握していない。

Q:最近、渡嘉敷島の集団自決で重要な証言をした方がいるが、取材はしたのか?
A:やっていると思う。
番組作りの中で、それだけとらえてやるのか、トータルでこういう背景を含めて色々やっている。それをどう生かすかにより、他の番組でやったりする。
渡嘉敷島だけやるという発想には、番組作りとしては難しい。

Q:渡嘉敷島だけをしろといっているわけではない。検証はしたのか聞いている。
A:取材はしていると思う。
それをいつどういった形で、全体的に番組化するのは次元の違う発想。

Q:今回の番組趣旨にあわないから取り上げなかったのか?
A:入れることによって、薄くなるというか・・・(また遮ってしまった。この後話は元に戻らず)

Q:NHKとしてはこの番組の趣旨は沖縄の主張を第一に取り上げたということでよろしいか?
A:被害にあった方(その家族)の声をできるだけ伝えよう、戦後60年以上経って日本の国民がもう一度検討する、自分達の意識の中で考えてもらう、そういうことがあったという事実を含めて考えてもらえるようつくっている。
番組化したこと自体を考えてもらいたい。

 ざっとこんな感じです。
 わたしが話を遮ってばかりいるように見えますが、実際は遮られた方が多かったです。その上脱線も多くて、すぐに話がずれていきました。なるべく戻すように心がけたのですが、結構しゃべり出したら止まらない感じの人で。
 ただ、対応はよかったです。無駄にヒートアップすることもなく終了しました。

 ちょっと揚げ足取り的なところがあったのと、後半は「NHKはこういう主張ありきで番組を作ったんだろう」という前提ありきで質問した感じになってしまい、そこは失敗したかなという感じですね。(実際そうだったとしても、そのようなツッコミ方をされると反発されますよね。やっぱり)
 前回の苦情の時と違い、それなりに準備して電話しましたが、やっぱり難しいです。
 その上テキスト起こしがまた辛い。普段から電突をやっている人には、ホント頭が下がります。

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コメント

トラックバックをありがとうございました。電凸というのは、ある意味閉ざされた空間であるネットの世界とリアルな世界をつなぐ行為だと思います。ネットの世界だけで、意見交換するのと異なり、リアルな世界で、リアルな人間や組織を相手に電凸を行うのは、しんどい仕事です。
私もネットでの言論活動で、言論封じをを狙う筋からリアルな妨害を受けそうになったことがあります。貴兄のように果敢に電凸を行う方々に敬意を表します。これからも、貴兄の活動を陰ながら応援させて頂きます。ミケ

投稿: 屋根の上のミケ | 2007年6月24日 (日) 01:56

30分の枠できっちり伝えられないのなら最初から制作するな、と言いたいですね。

この場合は悪意があるわけじゃなくて単に思慮が足りないんでしょうが。

投稿: 蝦夷王 | 2007年6月24日 (日) 06:09

>屋根の上のミケ様
本格的?な電突は今回が初めてですが、想像以上にしんどいです。
ただ、わたしの仕事の関係上非常に会話の少ない日常を送っており、そういう意味では全く知らない人と長時間話をするのはそれなりに新鮮でした。
今後電突するかどうかは…うーんどうしよう。
NHKは対応がいいのですが、朝日やTBSは外れに当たるとかなり対応が悪いみたいで躊躇しますね。

>蝦夷王様
しきりに時間が短いことと、他の番組を含めてトータルでやっていることを強調していましたが、これを見た人が必ずしも他の番組を見るわけではないことを考えると、ここまでバランスのとれていない番組作りはどうかと思いますね。

確かに悪意のようなものは感じられませんでしたが、日本の強制性を否定する勢力は、完全に異端扱いだったのが気になりますね。意見が対立する問題と言うよりは、一部の人が変なことを言っている、みたいな。

投稿: yuga | 2007年6月24日 (日) 10:56

はじめまして。自由主義史観研究会WEB担当の木村と申します。御存知の通り、私達の会は藤岡代表と共に問題の番組に取材協力しました。その結果があのような内容で、憤慨しているわけですが、結果的に「双方の主張を放送した」という局側の言い訳に利用されてしまっているわけなので、私達としても反省を含めて今後もこの問題を何らかの形で追及して行くつもりでおります。そのような中、こちらで電凸された内容は大変貴重なものであり、参考にさせていただいております。既に御覧になられたかもしれませんが、当方でも急遽藤岡代表の抗議コメントをサイトにアップしております。また、予め番組が偏った内容になるやもしれない(あそこまでとは想像しませんでしたが)という危惧から、サイトで集団自決関連の特集を組み、命令なかった派の主張を、様々な観点からまとめました。宜しかったらそちらも御覧ください。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。http://www.jiyuu-shikan.org/

投稿: 自由主義史観研究会WEB担当 | 2007年6月27日 (水) 01:38

>木村様
はじめまして。
うちのような泡沫サイトにコメントをいただきありがとうございます。
さすがにあの番組を見たときはびっくりしました。
電話してまたびっくり。この人の話を聞く限り、「集団自決見直し派」の意見は与太話程度にしかとらえていないようでした。たぶん、NHKではそのような認識がまかり通っているのではないでしょうか。そうでなければ、あそこまで偏った番組が出来るはずがありません。
今後も追及していくとのことですので、陰ながら応援させていただきます。

投稿: yuga | 2007年6月27日 (水) 22:49

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